平成23年2月9日
昨日幼稚園・小学校一貫教育で英語を中心としたカルキュラムを実施している
群馬の教育施設に伺い、
学校法人設立のための打ち合わせを行いました。
学校法人設立のネックになっているのが、
「就学義務違反」を犯している教育施設だという点です。
この施設の経営母体は有限会社で、
学校教育法に基づいた教育施設ではないので、
小学校2年生が英検準2級を取るレベルの教育を施していても、
公の教育を受けたことにはならず 、
従って、
生徒がいくら一生懸命に勉強したとしても、
不登校児童と同じく義務教育上の教育を受けたことにはならないのだそうです。
現在の公教育は、
障害者や落ちこぼれには手厚い保護を行うが、
幼児期からより積極的に教育を受けたいという児童には冷たいということを、
情熱的な校長先生と話を詰めて行くほどに痛感させられた。
現在の教育制度に疑問を持ち、
グローバル社会の担い手として幼児期から英語教育を積極的に
けさせようとしている父兄や先生が「就学義務違反」を犯している
というのはやはり何かおかしい。
公教育上の学校に行かなくても、
その学校に在籍しているので、
年齢が小学校6年生(12歳) 程度になれば、
その学校に行かなくても、
小学校は卒業したことになるとのこと
(この取扱い例を『学齢主義』と いうそうだそうです)。
積極的に学力を伸ばそうとしている児童が不登校している児童と同列に扱われ、
学齢主義で不登校の小学校を卒業した者とみなされる扱いは何とも腑に落ちないです。
現行制度上でも、
文部化科学省の特例適用により、
英語中心のカリキュラム授業を行っていても、
学校法人化の道が開かれているので、
この悪しき「平等主義」に風穴を開け、
意欲のある者が正々堂々と受講している施設の卒業生だと扱われるよう、
この施設に学校法人を取得させたいと強く思った。
道のりは遠いかもしれないが、
世論と時代の流れが後押ししてくれることを信じて、
この仕事を受託しました。
菅原事務所の仕事も、
ようやく時代の先端を行く分野にかかわるようになってきま した。
感謝です!!
所長 行政書士 菅原賢司