12月14日(月)
新たに幼稚園を設立するのは難しいですが、
「すでに個人経営されている方が、学校法人にするのは、比較的 認められやすい」
というお話を (第2弾) で書きましたが、
では、具体的にどのようにすればよいの ??? ..... となります。
ざっくりですが、
1.寄付行為
個人財産となっているもの、例えは、 園地 ・ 園舎 ・ 送迎用バス ・ 図書.....
たくさんあります。 これらを 学校法人に 寄付 (名義を学校法人にする) する必要
があります。
基本財産は、すべて学校法人の所有とし、借用することはできません。
要件は、他にもありますが...
詳しくは、幼稚園等学校法人の設立の要件 をご覧ください。
ここで注意
Point 1 園地が、個人所有なのか? 借地なのか?
→ 基本的には、個人所有でなければいけません。
ただし、国や地方公共団体などの公有地で法人の所有が困難な場合などは
認められる場合もあります。
Point 2 一度 寄付 したものは、もう個人所有に戻せない と、いう事です。
→ 100% 戻せない。
と、いうことではありませんが、ムリ と思っていただいた方が良いでしょう。
2. 申請する所轄の 設置審査基準 をクリアーしているか確認し、事業計画を立てます。
3. 役員および評議員を決め、議会を開き、決議をもらいます。
4. 申請に必要な書類(添付書類)を集めます。
→ これが大変です。結構あります。
5. 設置事業計画書を、所轄の学事課などに提出します。
次に、私立学校審議会 の審議を受けます。
→ ここで認められなかったら開園できません
6. 事業計画が承認されたら、やっと 「設置認可申請書」 を提出できます。
7. これらの書類を元に 私立学校審議会 の審議を受け、承認されれば、
やっと、やっと、 認可!!! 園児募集 → 開園 と、続きます。
間もなくゴール!
ですが、 認可された後でも、やらなくてはいけない事がたくさんあります。
まずは、設置に関しては、認可されたということです。
都道府県によっても設置基準は異なる場合がありますので、
専門家にご相談されるのが一番、一番、近道です。
by azuma