4月22日(木)
日本語学校を新規設立して、(財)日本語教育振興協会(以下「日振協」)
の認定を受けて開校しようとすると、
準備を始めてから開校までに、1年以上必ずかかってしまいます。
では、既に日振協の認定を受けている学校を経営している会社さん、
あるいは個人の方がもう1つ学校を作ろう、という場合はどうなのでしょうか?
学校の追加、みたいなことで手続きが少しは簡単になるのでしょうか?]
答えは、ノーです
新たにもう1つ学校を、という場合は新規設立とみなされるため、
初めて申請した時同様の手続きを踏まなければなりません。
日振協は学校単位で認定を行うため、たとえ設置者が同じでも、
学校を新たに作るのならその学校で日振協に加入しなさい、という考えのようです。
当然、入会金も再度発生します。
ただし、現在運営している日本語学校について今ある校舎の近くに校舎を増やし、
もっとたくさんの学生を入れよう、ということであれば
「定員の増員」ということで新規申請とはならず、手続きも楽になります。
学校を作る、というのはこのようにハードルの高いものです。
しかし、某大手の英会話学校が破産し、
多くの受講生がそのあおりを受けてしまう様子などをニュースで見たりすると、
学校という存在の責任の重さを改めて感じます。
ましてや日本語学校には、遠く海を渡り、決して安くない学費を払って
祖国を後にした学生が学びに来る訳ですから、尚更ですね。
日本語学校の設立のお手伝いをしながら、設立した学校と生徒さんが
良い教育、良い経営によってその努力や投資が報われるといいなあ、
と祈るような気持でいます。
by Yamamoto