2月19日(金)
個人経営の幼稚園を学校法人経営の幼稚園としてこの4月から開講したいとの依頼を
受けて、現在その手続きを行っている最中ですが、その間いろいろ小耳に挟んだことを書きます。
某県では個人から学校法人化する幼稚園はあっても、
いきなり土地建物を所有して学校法人化する新規の幼稚園はこの数年皆無とのこと。
最近待機園児をなくすために保育園を増やすべきだとの議論が行われているので、
幼稚園も待機園児が多いのかなーと思っていたら、何と少子化の傾向で園児が減少気味だとのことです。
しかも、既に幼稚園ある地域での競合を避けるために、新規の幼稚園開設には周辺の幼稚園の同意がいるそうです。
時代が変わり時代に対応する幼稚園を開園しようと思っても、
既得事業者保護のためにその道が閉ざされているのはどの世界も同じと実感させらます。
さて、学校法人化のための園地は1000㎡以上であれば借地が含まれてもOK!
但し園庭部分は400㎡以上が必要です。
ギリギリながら今回の申請はクリアーできました。
幼稚園でも保育室がひつようですが、なんとその広さは40㎡以上が必要で、
保健室は職員室等に設置され、保育室ではいけないとの指導を受けました。
個人のときは許されていたのにガテンがいかない点です。細かい基準をクリアーしながら何とか4月開講には間に合いそうです。
行政書士 菅原賢司